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新たな切り口でシェアを拡大した「メンソレータム」ブランド

目薬以外の製品も好調

目薬や胃腸薬、皮膚用薬を中心に一般用医薬品事業を展開してきたロート製薬ですが、近年は「肌研(ハダラボ)」や「オバジ」、「オキシー」などの化粧品分野で勢力が拡大していることから、これらとのシナジー効果を狙って美容関連の一般用医薬品についてもラインナップを強化しています。

具体的には、2011年に外用薬の「アクネージア ニキビ薬」と内服薬の「ロートAC漢方NEGIA内服薬」を発売しており、TVCMを投下するなど積極的な取り組みをみせています。

薬効領域別の動向を見てみると、主力の目薬は「ロートジーシリーズ」、「新VロートEX」、「ロートCキューブ」、「リセ」シリーズ、「解眼新書」シリーズなど幅広いラインナップを擁しており、トップシェアの地位を確固たるものにしています。2011年には目やにをキーワードにした「ロート新緑水」の発売や角膜保護成分を増量した「ロート養潤水α」をリニューアル発売しており、明確な効果訴求と細やかなプロモーション活動により需要の開拓に努めています。

胃腸薬については市場全体の停滞感もあり低調な推移を続けていますが、皮膚用薬では「メンソレータム メディクイックH」が頭皮湿疹を切り口とした展開により新規需要を獲得しており、市場の活性化に寄与しています。また、乾燥によるかゆみ止めを効能効果とした「メンソレータムAD」は処方強化の製品リニューアルを行ったことが功を奏し、増加推移に転じています。さらに、女性をターゲットとした水虫薬「メンソレータムエクシブディープ10」が「かかと水虫」という新たな切り口により、水虫市場におけるシェアを拡大させました。

周辺領域としては、化粧品の「オバジ」シリーズが好調のほか、通販専用製品である「セノビック」などのヘルスケア製品を実績を伸ばしています。また、海外事業にも積極的に取り組んでおり、アメリカ、アジア、ヨーロッパなどに拠点を設けていますが、なかでも目薬などの展開を図っているアジア地域は成長が著しく、グローバル展開を視野に入れた動きが今後も強まると思われます。

主力ブランドと近年の主な新製品

薬効領域 ブランド名
目薬 ロートCキューブ、アルガード
皮膚用薬 メンソレータム
漢方処方エキス製剤 和漢箋
総合胃腸薬 パンシロン
関節痛治療薬 フレックスパワー
鼻炎治療剤 アルガード
発売日 商品名
2011年3月 メンソレータム メディクイックH(皮膚治療薬)
2011年9月 〃 ヒビプロKT(あかぎれ用薬)
2011年10月 パンシロンキュアS錠(総合胃腸薬)
2012年2月 メンソレータム エクシブディーブ10(水虫薬)
2012年9月 〃 ヒリプロ、〃 ヒビプロLP(皮膚治療薬)